2012年9月28日金曜日

9月の花たち - 4 -


午前中 時間を作り カメラとぶらり秩父宮記念公園へ

まず驚いたのは『ヒガンバナ』
園内に一杯咲いていて目を楽しませてくれます
と同時に いよいよ本格的な秋到来かな、、、


23日にご紹介した『コルチカム』
この花もあちらこちらで見られるようになりました


タデ科の『ハナタデ』
写真のように タデ科の『ベニミズヒキ』と仲良く咲いています
(まだ 蕾の状態の花が多く これからが見ごろかなって感じです)
花は非常に小さくて 可愛らしいです
『ハナタデ』タデ科タデ属
山野の湿った林下に生える1年草。
茎は枝を分けて高さ30~60cmになる。
葉は長卵形で長さ3~9cm。
先は細く尾状にとがり、両面にまばらに毛がある。
托葉は筒状で、ふちに長い毛がある。
花穂は細長く、まばらに花をつける。
萼は5~6深裂し、淡紅色を帯びる。
- by 日本の野草 山と渓谷社 -


先週来たときに気になっていた花です
真っ赤な花名は『サルビア・エレガンス』
こちらのセージもこれからたくさん咲いてくれそう(期待大)
学名 Salvia elegans
英名 pineapple-scented sage
別名 パイナップル セージ
科名 シソ科
原産地 メキシコ
花の特徴は花の穂をやや斜上させて、濃い紅色をした筒形の花をつける。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。 葉にはパイナップルに似た香りがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
- by ヤサシイエンゲイ -


ダリアが咲いている隣に『フジバカマ』
まだ蕾の状態で 満開になると珍しい蝶々が飛来してくると言われています
川岸の土手などに生える1~2mの多年草
中国原産で日本には奈良時代に渡来したと言われている
地下茎は横に長く這う 茎の下部は無毛
葉は3深裂し表面は濃い緑色で光沢があり ややかたい 縁には鋭い鋸葉がある
頭花は淡紅紫色で 枝の先に多数集まる
秋の七草のひとつで 乾燥すると香気(クマリン)がある
唐の時代には香草として重用された
- by 日本の野草 山と渓谷社 -


過日 アサガオと一緒にご紹介した『ルコウソウ』
そろそろ実が付いているか 気になって休憩所へ
ありました まだ若い色ですが確かに実が付いています
しかし この葉には特徴があり
他の花と違ってすぐに花名を覚えてしまいます


モミジバフウの処に背丈の低い花が咲いていました 花名は『タマスダレ』
白い花弁がちょっと映えませんが パシャっと1枚
科名 ヒガンバナ
属名 タマスダレ
学名 Zephyranthes candida
原産地はペルー
花のバックはモミジバフウの大きな葉
花の特徴として直径3センチくらいの白い花を咲かせる。 花被片は3枚である。
葉の濃い緑色と花被片の白、それに雄しべの黄色の配色が美しい。
玉簾(タマスダレ)の名は、細長く円柱状の葉が集まっている様子を譬えたものである。 漢字では「珠簾」とも書く。 園芸品種では四季水仙(シキズイセン)という流通名がある。 属名のゼフィランサスの名でも流通している。 ゼフィランサスというのは、ギリシャ神話に登場する西風の神ゼフィロスと、アントス(花)を組み合わせた言葉である。
- by ヤサシイエンゲイ -


この実は『クレオメの実』
実は熟すると下部が裂け 種子が散布される果実の長いさく果です 













2012年9月26日水曜日

夕食は熱海


湿生花園で撮影を終えると 夕食を何処で食べるか、、、
友人と話をして決めたのは 熱海
美味しい魚を食べたいと 早速バス停へ


まずはJR小田原駅から熱海です
平日の午後 誰も居ない小田原駅構内プラットホームへのエントランス


入線を待っていると 東京方面の電車が来ました
 ちょうど目の前が 2階建てのグリーン車


 熱海のおみやげ屋ロード
ちょっと人通りが少ない感じですが
お店の中はお客さんがポツリポツリといました


 干物も あと残り僅かってところです


 この日は 海岸までショートカットしようと 近道を選びました


 坂道途中の駐車場から 海の向こうには初島が見えました


 華やかな繁華街の裏側です


 海で一服していると カメラを持った女性がなにやら撮影をしています


 日が傾いてきたので そろそろ食事処へ



こんな急な坂道がいたるところにあります
















箱根湿生花園


昨日は久しぶりに箱根湿生花園へ、、、
植物撮影には絶好(?)の曇りです
友人と待ち合わせのため JR御殿場駅まで
雲がかかっている乙女峠の向こうに 湿生花園があります


バスを降りて いざ湿生花園へ
迎えてくれたのは キク科の『シオン』


振り返ると もう紅葉が始っています
グラデーションが美しいので パシャ


マメ科の『ヤマハギ』は 今が旬!


順路に沿って林の中に入ると 一際目立つ橙色した花は
ナデシコ科の『フシグロセンノウ』


キキョウ科の『ツリガネニンジン』
薄紫色が美しく パシャです
ツリガネニンジン(釣鐘人参、学名: Adenophora triphylla var. japonica )はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
花茎の高さは40-100cmになり、葉は茎に3-5枚輪生し、稀に互生または対生する。茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがない。長さは4-8cmで縁に鋸歯がある。
花期は8-10月で、淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつをつける。花冠は長さ15-20mmで先端はやや広がり、裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯があり、花柱が花冠から突出する。
- by Wikipedia -


この花はキク科の『アザミ』
アザミ(薊)は、キク科アザミ属 (Cirsium) 及びそれに類する植物の総称。標準和名を単にアザミとする種はない。スコットランドの国花。
若いときには根出葉があり、次第に背が高くなり、茎葉を持つが、最後まで根出葉の残る種もある。草原や乾燥地、海岸などに出るが、森林内にはあまり出現しない。別名刺草。名前の由来は、アザム〈傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説がある。
- by Wikipedia -


葉に美しいグラデーションは『アキチョウジ』
科名:シソ科
学名:Rabdosia longituba
原産地:本州(岐阜より西)・九州
草丈:70cm-1m
主な開花期:8月-10月
特徴としてシソ科ヤマハッカ属は日本、中国、東南アジア、ヒマラヤ、アフリカなどに100種以上が分布し、日本では7種が知られます。 そのなかでも、アキチョウジは日本の本州(長野県より西)、四国、九州に分布し、毎年花を咲かせる多年草です。山野のやや湿り気のある明るい木陰に自生します。 風情のある草姿で、園芸的には山野草として鉢花、もしくは茶花として利用されます。
草丈は70cm-1m、茎の断面は四角形(シソ科の植物によく見られる特長)です。花の咲く時期は主に秋、花茎を伸ばして、長さ2cmほどの青紫花が向きをそろえて咲きます。花は筒状で先端が上下にぱくっと開きます。花の形が丁子(チョウジ)に似ていて秋に咲くところからこの名前があります。
- ヤサシイエンゲイ -


順路に沿って見晴らしのいい草原には『サワギキョウ』がお出迎えです
サワギキョウ(沢桔梗、学名: Lobelia sessilifolia )はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草。美しい山野草であるが、有毒植物としても知られる。
茎の高さは50cmから100cmになり、枝分かれしない。葉は無柄で茎に互生し、形は披針形で、縁は細かい鋸歯状になる。
花期は8月から9月頃で、濃紫色の深く5裂した唇形の花を茎の上部に総状に咲かせる。花びらは上下2唇に分かれ、上唇は鳥の翼のように2裂し、下唇は3裂する。萼は鐘状で先は5裂する。キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。
- by Wikipedia -


神代杉から休憩所に向かう処に 可愛らしい『ミゾソバ』が咲いています
蕾や萼の先が目を引く色をしていたので パシャと1枚
ミゾソバ(溝蕎麦、学名 Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )は、タデ科タデ属 (Polygonum) またはイヌタデ属 (Persicaria) に分類される一年生草本植物である。
水辺などで 30~100cm ほどに生長し、根元で枝分かれして勢力を拡げ群生する。匍匐茎に閉鎖花をつけ種子を稔らせる場合もあるとされる。また茎には下向きに刺があり、他の植物等に絡みついて伸びることがある。
葉は互生し、形が牛の額にも見えることからウシノヒタイ(牛の額)と呼ばれることもある。
花期は晩夏から秋にかけてで、茎の先端で枝分かれした先に、直径 4~7mm ほどで、根元が白く先端が薄紅色の多数の花を咲かせる。 なお、他のタデ科植物と同様に花弁に見えるものは萼である。
- by Wikipedia -


まるで桜のような花名は『サクラタデ』
水辺に生える多年草 根茎は地中で長く伸び枝を分けてふえる
茎は直立して高さ50cm~1mになる 葉は披針形で長さは7cm~13cm 短い葉柄があり 両端はとがり両面に短い毛がある
鞘(さや)状の托葉(たくよう)は短い筒状でふちには長く硬い毛がある 花穂は細長くやや密に花を付け上部は垂れ下がる
萼は深く5裂し長さは5~6mmで淡紅色を帯びる
花が美しいのでこの名がある
- by 日本の野草 山と渓谷社 -

案内板(下記写真)に説明されているように 希少な花なんですね










2012年9月23日日曜日

9月の花たち - 3 -


今日の天気は雨模様
この頃の朝晩は秋本番の気温になってきました
ぶらりとカメラを持って秩父宮記念公園に、、、

先週来た時と開花している状況は余り変わっていませんが
一際目を引く紫色で背丈の低い花を見つけました
花名は『コルチカム』 これからが見頃です
科名:ユリ科(イヌサフラン科)
学名:Colchicum autumnale
原産地:ヨーロッパ 北アフリカ
別名:イヌサフラン
草丈:15cm~20cm
主な開花期:9月-11月
ヨーロッパ、北アフリカなどに約60種が分布する球根植物です。
花の咲く時期で春咲き・秋咲き・冬咲きの3タイプに分けられますが、日本で園芸植物として広く親しまれているのは主に秋咲き系です。
球根は土に植えずにころがしておくだけでも時期がくると花を咲かせます(※翌年も咲かせるためには土に植えてしっかりと水を与え、お日様にあてて育てなければいけません)。
球根は園芸店などで夏の終わりころから販売されますが、陳列され状態で花が咲いてしまった球根を店頭で見ることもあります。
秋咲き種の場合、開花後の冬に根や葉を出して生長して球根に養分を蓄え、春に葉が枯れて休眠します。その後は秋に花を咲かせて…の毎年繰り返しです。
- by ヤサシイエンゲイ -


ピンクや白い『シュウメイギク』が園内のあちらこちらで 笑顔で迎えてくれます


ピンクや白 濃ピンク 赤などの『コスモス』も見ごろで
ベンチを引き立てていました
でも主役の居ないベンチって なにか寂しそうな、、、


過日紹介したアサガオとチョウセンアサガオ
そのネットに可愛らしい『フウセンカズラ』の果実が一杯
よく観察すると 茶色く枯れた果実の中には 黒くて大きな種子が見えていました
フウセンカズラ(風船葛、学名:Cardiospermum halicacabum)とはムクロジ科の植物の一種。花を観賞するためよりむしろ、風船状の果実を観て楽しむために栽培される。北米原産。
つる性の植物で一年草。葉は三出複葉、小葉は草質で柔らかく、あらい鋸歯がある。7月~9月頃に白い5mmくらいの花を咲かせる。花は葉腋からでる長い柄の先に数個付き、巻きヒゲを共につける。果実は風船状に大きく膨らみ、緑色。後に茶色く枯れる。種子は球形で大粒、なめらかな黒でハート形の白い部分がある。ちょうど栃の実を小さくした姿に見える。
よく茂ったときは非常に涼しげで、家庭の壁面緑化にも使われる。種子は、白っぽいハート形の部分をサルの顔に見立てて遊ぶこともある。
- by Wikipedia -








2012年9月17日月曜日

9月の花たち - 2 -


今日の空模様は曇ったり晴れたり
ちょっと撮影には悩ましい、、、
しかし 意を決してぶらりカメラと秩父宮記念公園へ

まずは休憩所でタバコを一服
青い朝顔に混じって 白や赤の『ルコウソウ』が
本家本元の青い朝顔に色を添えていました


母屋と『シュウメイギク』


シュウメイギクの蕾に赤とんぼが、、、
羽を休めている様子なので パシャと1枚


以前 紹介しました『カクトラノオ』
今はこんなに咲いています


もみじ園に可愛らしい黄色い花が、、、『キバナアキギリ』でした
キバナアキギリは、シソ科アキギリ属に分類される多年生、草本の植物。
学名はSalvia nipponica Miq.
別名はコトジソウ。
茎は四角形の断面で、その根本はやや横に這い、高さ 20 - 40 cm になる。茎や花序にはシナノアキギリ (S. koyamae Makino) と異なり腺毛がない。
葉の葉柄は長く、葉身は3角状ほこ形で基部が横に張り出す。
開花期は 8 - 10 月で、花穂は 10 - 20 cm の長さとなり、花冠は長さ 2.5 - 3.5 cm で淡黄色、唇形となる。雄蕊は 2本で不完全(不稔)葯でつながる。花筒の雄蕊にはもぐりこんだ昆虫の背に花粉を付ける構造がある。
- by Wikipedia -


この白くて可愛らしい花は『オトコエシ』です


こちらは白い『アゲラタム』
青紫色のアゲラタムより背丈があり 目立つ花です


六角形の結晶模様のような花は『シュロソウ』
ユリ科シュロソウ属
根元の葉鞘(ようしょう)にシュロの毛のような繊維が付いているのでこの名がある。高さ60cm位になり、被針形の葉が根もとに集まる。花は暗紫褐色。
- by 日本の野草 山と渓谷社 -


黄色い花は『ルドベキア』
密生しているので この黄色が眩しいです


青紫の花は『クジャクアスター』
通り雨が過ぎ少し日差しが 花弁に水滴、、、
科名:キク科
学名:Aster
原産地:アメリカ ヨーロッパ アジア アフリカ
草丈:30cm~2m
主な開花期:6月-10月
『クジャクアスター』は野生種のシロクジャク(白孔雀)にトラディスカンティーやユウゼンギクを掛け合わせてつくられた園芸品種の総称です。2~3cmの小花を株が埋まるくらいに咲きます。花色は青紫、ピンク、白などがあります。
- by ヤサシイエンゲイ -


こちらも花に水滴が綺麗な『ムクゲ』です


小さな青い花は『ブルーサルビア』
こちらも水滴が演出してくれました









2012年9月14日金曜日

9月の花たち


昨日 ぶらりと秩父宮記念公園へ
この酷暑に負けないで咲いている花たち
これから見ごろになる花たちを撮影してきました

まずは『メドゥーセージ』
青紫色の発色が良く目立つ花ですが
近寄って撮影すると ちょっと怖い顔になってしまいました
(セージちゃん ごめんね)


 『這性サルスベリ』を良く見ると 何か白いものが、、、
近寄って観察すると白い花が混じって咲いていました
しかしこの写真だけ見ていると なにか美味しそうな海草のようです
って思うのは 私だけでしょうか、、、


 今まさに見頃の『ボルドーギク』
一輪一輪も可愛らしいのですが 集団でこちらを見詰られると
なんだか圧倒されてしまいます

 可愛らしくもシャープな花弁


 こちらは『オミナエシ』
この酷暑の中 元気に咲いています


 『シュウカイドウ』も元気ですよ
まだこれから咲く花たちも開花に向けて準備万端



 『キレンゲショウマ』もまだまだ元気に咲いています


 『コスモス』もあちらこちらで見られるようになりました


 ウメモドキの実を撮影していると 隣の木に可愛らしい花が、、、
『ムラサキシキブ』の花で 実が紫色になるまで待ち遠しいですね
 ムラサキシキブとコムラサキ
個々の特徴では 葉はコムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが
ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できる
花序ではムラサキシキブのそれが腋生(芽や花が、葉の付け根から生じる)であるのに対して
コムラサキは腋上生で 葉の付け根から数mm離れた上につく
- by Wikipedia -
ムラサキシキブとコムラサキはよく似ていますが、ムラサキシキブは果実が葉の付け根あたりに付くのに対し、コムラサキは葉の付け根からやや離れた場所に付きます。アバウトですが、ぱっと見で弓状に枝をしならせて重たそうに果実をびっしりつけているのがコムラサキと思って間違いないと思います。大きくなっても丈は人の背丈より少し高い程度です。また、ムラサキシキブは枝が直立して果実の付き方がまばらです。
- ヤサシイエンゲイ -

 この写真が『ムラサキシキブの実』ですが
あとどの位待てば綺麗な紫色になるのかな、、、


 黄色い『ヒガンバナ』に 黒アゲハチョウが、、、
葉に写る影を撮影していたら 彼女が舞い込んできました
慌ててシャッターをパシャ
(黒アゲハチョウにはピントが合っていません 残念でした)


 こちらの『シュウメイギク』も園内いたるところで見られます


 『ベニミズヒキ』も園内のいたるところに咲いています


『ハギ』の花も咲き始めました


園内では希少な『シモツケ』の花です
私が散策をしたところ 1株(?)しか見当たりませんでした
小さくて可愛らしいのでパシャです